会長挨拶 平成29年 年頭のご挨拶
平成29年 明けましておめでとうございます。
大阪府剣道連盟会員の皆様方には健やかに新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年は国内外(熊本、鳥取、ニュウジランドなど)で大きな地震があり、台風10号が北日本を襲い、糸魚川市が大火に見舞われるなど、多くの方々が被災されました。北朝鮮による再三にわたる弾道ミサイルの発射、韓国朴大統領の弾劾案可決と朝鮮半島が騒がしく、さらには国民投票によるイギリスのEU離脱やアメリカの大統領選挙でのトランプ候補の選出などを通じて、ポピュリズムの伸長がうかがわれる年でもありました。難問山積みの社会情勢ですが、無事に新しい年を迎えられたことに感謝したく思います。
一方、オリンピック、パラリンピックにおける日本選手の活躍、日本人3年連続となる大隅教授のノーベル賞受賞のような明るい出来事もありました。当連盟の会員の皆様にも近来にない素晴らしいご活躍でした。全国大会での優勝が九つを数えました。全日本都道府県対抗女子、全国教職員団体と女子(大石香菜さん)、全国教育系大学学生(大阪教育大学)、全国警察官団体戦1部、全国警察選手権(大城戸 知氏)、全日本実業団(パナソニックエコソリューションズ社門真)、全日本学生(大阪体育大学)全日本学生居合道(近畿大学)です。その他上位入賞は省略いたしますが、本年もより一層のご活躍を期待いたします。
今年は混とんとした厳しい世界情勢の中で、我が国は正念場を迎えようとしています。台湾の元総統であった李登輝氏が我々日本人に「しっかりせよ」と発破をかけられておりますので紹介しておきます。「今、日本の若い人が可哀想なのは、昔の日本がアジアを侵略した悪い国だったと、一方的な教育を受けてきたことである。各国から批判を受けて当然と思い込み、自信を失っている。日本を批判しているのは、自分の都合だけで動いている中国と韓国だけ。日本人はこの自虐的価値観から解放されないといけない。もっと自信をもって武士道を築き上げてきた民族の血を引いていることを誇りにすべきであり、そうなって初めて国際社会での役割をになうことができるのである。」
自分の国のことを一番知らないのは日本人であると言われています。今や武道人の出番でなければなりません。会員の皆様方お一人お一人の力を結集して「トリ」のように大きく羽ばたこうではありませんか。一緒に頑張りましょう。新年が皆様方にとりましてよき年になるよう祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。
平成29年1月1日
会長 鏡山 博行
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